@DaddybearSm Marvelous image. I love the photo😍
posted at 02:48:40
『新釈四谷怪談』前後編見終わった。木下惠介監督の1949年作。ご存知四谷怪談だが、なるほど新釈。怪談映画というよりは文芸サスペンスな味わい。上原謙の伊右衛門は悪党ではなく、田中絹代のお岩さんも幽霊になって祟ったりはしない。人が如何にして犯罪に手を染め、自分の罪におののくかという話。
posted at 02:59:06
というわけで怪談としてのお馴染みの見せ場はほぼなく、話の展開にリアリズム準拠の新解釈があちこちに入るのが面白い。怪異はもっぱら神経症的なものとして描かれるが、数ヶ所それだけでは説明できない「気配」が描かれるのも印象的。真の悪党である滝沢修の直助や、田中絹代二役の岩の妹・袖も良い。
posted at 03:09:33
伊右衛門のキャラには、制作当時世に溢れていた失業者の境遇が反映されているそうだが、だとすると茶屋女あがりで「もう昔には戻りたくない」と伊右衛門にしがみつく岩はパンパンの投影か。共依存関係の破綻のようにも見えるし、岩亡き後の伊右衛門が、新妻の袖や悪党の直助にすがるというのも面白い。
posted at 03:18:38
伊右衛門と岩の関係をじっくり描き、如何にして岩殺害に至るかという経緯を、濃密な心理劇と緊張感で見せる前編に比べると、後半は説明に追われて少し薄味になった感はあるけれど、その反面、話はクライムスリラー的に良く動くし、クライマックスの盛り上げもバッチリ。見所あちこち、面白かった。
posted at 03:28:22
@TOKYOMEGAFORCE 長谷川一夫の伊右衛門は、ちょいと人物造形が中途半端でアレだったけど、この上原謙の伊右衛門は、決して善人ではないが悪人というほどでもない、単によくいる、不満と欲を抱えた弱い人というのが、なかなか上手く描かれていたと思う。
posted at 03:36:22
RT @kumadapoohsuke: 近親者ってのは血縁上の定義で「近く親しく感じる」じゃないんだよ! 本当に元ニュースキャスター? twitter.com/kuroiwayuji/st…
posted at 04:04:46